宅建士とFP(ファイナンシャルプランナー) |
前回は、宅建士とマンション管理士・管理業務主任者との関係をご紹介しましたが、
今回はFPと宅建との関係をご紹介いたします。
①役割 |
宅建士は不動産に特化した資格になりますが、FP資格は不動産も含め広く、保険や相続など人生設計にかかわってくるものを扱うことになります。ただし、直接不動産の売買契約などを行うわけではありません。FP試験は、試験内容からもわかるようにライフ・プランニングのなかで、例えばマイホームの購入というものがあります。そのなかで、不動産に関係する知識が出題されます。また試験の内容としても重複する部分があります。例えば建築基準法に関しては宅建士試験でいえば、法令上の制限、FPでいえば不動産というように、試験の科目名は異なるものの学習する内容には共通する部分があります。
②難易度 |
宅建士試験の合格率は15パーセント程度というのは以前にご紹介したとおりです。しかし、FP試験は宅建士と異なり、1級から3級までと段階があり、当然同じ資格においても難易度は大きく異なってきます。またFP資格は主催団体が、2つありますが、ここでは、日本FP協会が実施する3級と2級の試験についてご紹介します(いずれも学科・実技試験同時試験合格者)。FP試験の合格率は3級については、70パーセント程度、2級については、40パーセント程度になっています。
③資格取得の流れ |
上記試験内容で見たように学習内容に共通する部分があるので、あまり順番にこだわる必要はありません。ただし、FP資格(3級と2級)が年3回(1月・5月・9月)受験のチャンスがあるのに対して、宅建士試験は年1回(10月)しかありません。よって、宅建試験を受験した後、知識が新鮮なうちに翌年1月のFP3級の試験に向けて学習に取り組むのも選択肢の一つとして考えられます。宅建、FP3級は、基本的に受験資格はありませんが※、FP2級は、3級に合格している場合など受験資格が要求されるので、注意が必要です。
※FP3級は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と一応受験資格が設けられていますが、受験に当たって特段証明書が必要になってくることもないため事実上、だれでも受験は可能だと言えます。
今後不動産業界や金融業界などで仕事を考えられている方は、この時期としてはまずは、宅建士試験の合格を目標に設定するのが良いでしょう。
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